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ヒカルの碁 平安幻想異聞録 明(アキラ)イベント1

Hikaru no Go: A Heian Fantasy Story (Akira Event 1)

On May 30, 2002, a Hikaru no Go video game called ヒカルの碁 平安幻想異聞録 was released for the Playstation. Read as 'Hikaru no Go: Heian Gensou Ibunroku' and translated as 'Hikaru no Go: A Heian Fantasy Story', the game is an official Heian era AU, where everyone lives in Sai's historical period. The premise is a little convoluted, and involves one-color Go as a method of defeating Yokai for some reason. Akira's an Onmyouji, Hikaru's a cop. Sai is still Sai, but alive this time.

On May 22nd, 2017, AO3 user EmeraldTrash666 began posting a translation of the game, using a Let's Play they found on NicoNico as the source. Chapter 11 covers an event where Akira (known here as Kamo no Akira, referred to frequently as just 'Kamo') gets placed under a curse, and contains this exchange:

Hikaru: ...Did Kamo really get hurt?
Sai: Yes, he did. ...So, Hikaru, shall we visit Akira-dono today?
[Two choices are presented to the player.]
Choice 1: Worry about Kamo
Choice 2: Ignore Kamo
[Choice 2, “Ignore Kamo”, is selected. The translator is heartbroken and deeply offended.]

I read this shortly after it was uploaded. Being Akira's biggest fan, I was heartbroken and deeply offended as well.

On February 29th, 2024, when hunting through NicoNico for uploads of the character songs to rip for my page on the character album 光る未来へ, I found someone who had uploaded footage of the game. Curiously, I hunted through their videos to see if I could find this scene.

I found the scene.

The following is a working transcription of the two videos showing the event. It is not a translation. If I do that, it'll be once I've got the whole thing down and once I'm better at the language.

Part 1 Transcription

Scene: Sai’s house, presumably.
Hikaru: おはよー, 佐為
Sai: おはようござじます
Sai: あの光。ちょっと今日は, 出かけたい場所があるのですが、よろしいですか?
Hikaru: え?なに?何かあったのか?
Sai: …はい。実は明殿がふせっておられるらしいとのことで… お見舞いにでも行こうかと
Hikaru: ええっ!?賀茂が?どうしたの!?
Sai: それが…陰陽術を使って都に妖怪を放つ者の正体を探ろうとしたらしいのですが…
Sai: 逆に、相手から反撃にあって、呪をかけられてしまったようなのです
Hikaru: 呪う?
Hikaru: その呪… ってさあ…
Hikaru: 陰陽師の賀茂や倉田さんが使う、まじないのにとだよな?
Sai: そうですよ。知らないのですか?光は
Hikaru: えー、あー、うん。詳しくは知らない
Sai: …いいですか
Sai: 都の陰陽師というのは、碁を使って、妖怪の出る場所を突きとめたりもできますが…
Sai: 病気を治すための祈祷をしたり、都に災いが起こらぬよう…
Sai: 神様にお祈りしたりするのが本業と言えます
Sai: 今回の妖怪騒動のように囲碁を使って何かするのは、珍しいと言ってもいいくらいです
Hikaru: へー、知らなかった。佐為って物知りだな
Sai: 光がしらないだけですよ。京の都じゃ常識ですよ
Hikaru: オレが知っているのわ、今回みたいに碁を使って色んなことするのと…
Hikaru: あとは、妖怪を倒したりすること
Hikaru: 他には、なに?術で人を呪い殺したりとか?そう言うことだけだったよ
Sai: …そうですね。力を悪いことに使おうとする陰陽師もたまにはいますが…
Sai: 大抵の陰陽師は都をまもるために、術を使っているのですよ。明殿のように…
Hikaru: その賀茂が、やられちまったってわけか
Sai: ええ。そうなんです。…ねえ、光。今日は明殿のお見舞いに行ってみませんか?
(Choice 1: 賀茂のことが気になる)
(Choice 2: 賀茂のことは放っておく)
(The player picks Choice 1. The transcriber’s soul becomes fulfilled.)
Hikaru: いいよ。べつに。佐為についてま回るのが仕事だし。賀茂の事も、少し気になるしね
Sai: では、参りましょう

Scene: A gate. Kurata appears.
Kurata: おっ、近衛に佐為殿じゃないか
Hikaru: (あれ、くらたさんじゃないか?座間様の味方のくせに、何で賀茂の家の前にいるんだ?)
Sai: こんなところでお会いするとは奇遇ですね
Kurata: いやなに、あの賀茂がふせってるってきいたもんだな
Kurata: なんでも、陰陽術で敵に不覚をとったとか。ああ見えてもやっぱりまだまだ子供
Kurata: オレが思っていたより、未熱なヤツだなあ。うんうん
Hikaru: (なんか嬉しいそうだな…)
Hikaru: 賀茂だってな、たまには失敗することもあるんだよっ
Hikaru: だいたい、倉田さんわ賀茂んちの前で何やってんだよ?
Kurata: お、オレか?…えーっと、し、視察!そうだ、敵方の視察中だ!
Hikaru: なーんか変だなあ…
Kurata: 本当だぞ!お、オレはお前たちに構ってるほどヒマじゃないんだ。じゃあな!
Hikaru: あれ?倉田さんがいたところに何か落ちてるぞ
(Choice 1: 倉田が立ち去った後を調べる)
(Choice 2: 賀茂が心配なので先を急ぐ)
(The player picks Choice 1.)
Hikaru: これって、碁の黒石だよなあ。あ、なんか文字みたいなのが書かれてるぞ
Sai: なにが書いてあるのですか?
Hikaru: えーっと…読めねえよ。もしかして、これ、呪…ってやつなんじゃねえのか?
Sai: それでしたら、明殿に聞けばわかるかもしれませにょ

Scene: Akira’s house, presumably.
Hikaru: よう、賀茂
Akira: …何か用かい?
Sai: あなたがふせっていると聞いて、様子を見にきたのです
Hikaru: 大丈夫か?おまえ、スゴク顔色わるいぞ
Akira: キミ達が心配する必要は…うっ…あぁ…!
Hikaru: 賀茂!どうしたんだ?苦しいのか!?
Sai: やはり…相手からの反撃があなたを苦しめているのですね?
Akira: はぁはぁ…こ、このくらい平気さ
Sai: …あなたほどの者が不覚をとるとは…
Akira: ふっ。…相手に遅れをとって、逆に術をかけ返られるなんでね。陰陽師として自分が恥ずかしいよ
Akira: おまけにこの厄介に呪が、ボクの力を弱めていて…
Akira: 呪を解こうとしても、…うまくいかないんだ
Sai: 何か手伝えるにとはありますか?
Sai: 呪を解くために、碁を使った陰陽師も使うのでしょう?碁でしたら、私にもだきすよ
Akira: いいえ…!そんあことをすれは、佐為殿にも厄がふりかかってしまう…!!
Akira: これは…陰陽道に身を置くボクの責任です。…こんな呪暗いー人で解ける
Hikaru: 碁で賀茂にかけられた呪を解くにとができるのかよ?
Akira: ああ。でもそのためにわボクと同じくらいのちからある者が必要だ。できれは陰陽師がいいんだが…
Sai: この都に明殿と並ぶ陰陽師といえば、倉田益隆殿ぐらいでしょう
Hikaru: 倉田さんか…
(Choice 1: 賀茂 に黒い碁石のことを話す)
(Choice 2: 賀茂 に黒い碁石のことを話さない)
(The player picks Choice 2.)
Hikaru: だったらオレが倉田さんを呼んで来てやるよ。呪なんかさっさと倉田さんに解いてもらうよ
Akira: 断る
Akira: ボクは藤原行洋様にとわれて雇われている陰陽師だ
Akira: …それなのに、座間方の倉田さんイ助けを求めると?
Akira: 京のいい物笑いの種だよ。…もういいから、ボクのにとはほっといてくれ
Hikaru: そうはいっても、賀茂か苦しいでるのに、ほっておけるワケねーだろ
Akira: 碁も満足に打てないキミに何ができる?
Hikaru: なっ…なんだとぉっ!
Akira: こんな呪ぐらい、ボク一人で解いてみせる。…キミは必要ないんだ
Akira: …出てってくれ
Hikaru: …ああそうかよ。おまえなんか… おまえなんか心配して損したぜ!!
(Footsteps sound effect.)
Sai: 光…

Scene: A lakeside or riverside.
Hikaru: ちくしょうっ、なんだい、アイツ!
(Object falling into water sound effect.)
Hikaru: …オレ…, 本当に賀茂の力になれねえのかなあ…
Sai: 困っている明殿をほっておくのですか、光?
Hikaru: あんなやつほっとけよ!
Hikaru: だいたいさあ。賀茂はオレのにとなんか全然必要としてないだろ
Sai: そんなことはありませんよ。彼は彼なりに光のこと気遣っていますよ!
Hikaru: でもさぁ…。賀茂なら自分で呪を解けるんだろ
Sai: 碁を使って陰陽術で、自らにかけられた呪を解くなど、
Sai: いくら明殿でも今の状態では危険です
Sai: 下手をすれば光をも巻き込んでしまうでしょう。明殿はそれを恐れていたのだとおもいますよ
Hikaru: そんな…。アイツそんなこと一言も…
Hikaru: …言わねえヤツなんだよなあ
Sai: 光は気がついていましたか?明殿は周りの者に厄が及ばぬよういつも独りでいるのですよ
Sai: 誰力や力は人を孤独にします。誰が敵か味方かもわからない… 私は彼の気持ちがよくわかります
Hikaru: 佐為もそうなのか?
Sai: 私には… 私には、光がいますから
Fade to this CG:

Hikaru: そっか。そうだよな。助けてくれる人って大事だよな。よし、倉田さんを探しに行こう!
Fade to black.

Part 2 Transcription